Jikkoku Onsen Yamanoyu Nagamenoyu
十谷温泉 山の湯 眺めの湯
山梨県南巨摩郡富士川町十谷2266
秘湯・十谷温泉。緑礬泉のお湯と目の前に迫る深い山々の絶景は、行けば絶対自慢したくなる
山梨県西部、大柳川渓谷の近くに位置する秘湯・十谷温泉郷。その中の温泉民宿「山の湯」の、日帰り旅行客も楽しめるように作られた「眺めの湯」。その名のとおり眼前に絶景が広がる。
うっすらと藤紫色を帯びて見える湯船は、鉄と硫酸塩を多く含む「緑礬泉(りょくばんせん)」の湯。柔らかなお湯はいつまででも入っていたくなる。
焼杉板をふんだんに使った建物は「山の湯」ご主人による手作り。
アクセス
エリア・沿線
甲信越 - 山梨県
JR身延線
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東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅京王 1時間 京王線 \370
- 高尾駅JR 1時間45分 中央本線 \1,980
- (甲府駅のりかえ)JR 50分 身延線 \ -
- 鰍沢口駅徒歩 2時間40分 11.5km 最大標高差330m
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR 2時間35分 中央本線 \2,640
- (甲府駅のりかえ)JR 50分 身延線 \ -
- 鰍沢口駅※ホリデーバス 35分 十谷線 \ 200
- 十谷入口バス停徒歩 12分 0.9km
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR特急 1時間40分 かいじ etc. 指定席※\4,980
- (甲府駅のりかえ)JR特急 30分 ふじかわ 自由席※\ -
- 鰍沢口駅タクシー 25分 11.6 km 約\5,500
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR 2時間35分 中央本線 \2,640
- (甲府駅のりかえ)JR 45分 身延線 \ -
- 市川大門駅徒歩 32分 2.5km
- 道の駅富士川※レンタサイクル 1時間20分
\500/3時間
12.3km 最大標高差328m - 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR 2時間35分 中央本線 \2,310
- 甲府駅 (南口)※山梨交通バス 56分 鰍沢営業所行き \950
- 鰍沢営業所バス停徒歩 2時間25分 10km 最大標高差328m
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR特急 1時間40分 かいじ etc. 指定席※\3,890
- 甲府駅 (南口)※山梨交通バス 56分 鰍沢営業所行き \950
- 鰍沢営業所バス停※ホリデーバス 30分 十谷線 \200
- 十谷入口バス停徒歩 12分 0.9km
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
- バスタ新宿 (4階)高速バス 2時間46分 身延線 \2,800
- 五開入口バス停徒歩 1時間40分 6.9km 標高差328m
- 十谷温泉山の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
- バスタ新宿 (4階)高速バス 2時間46分 身延線 \2,800
- 五開入口バス停※ホリデーバス 21分 十谷線 \200
- 十谷入口バス停徒歩 12分 0.9km
- 十谷温泉山の湯
東京からのアクセス
- 新宿
- 京王
- 高尾
- JR
- 鰍沢口
- 徒歩
6:15 \2,350
- 新宿
- JR
- 鰍沢口
- バス
- 十谷入口
- 徒歩
4:12 \2,840
- 新宿
- JR特急
- 鰍沢口
- タクシー
2:35 \10,480
- 新宿
- JR
- 市川大門
- 徒歩
- 道の駅富士川
- レンタサイクル
5:12 \3,140
- 新宿
- JR
- 甲府
- バス
- 鰍沢営業所
- 徒歩
5:56 \3,260
- 新宿
- JR特急
- 甲府
- バス
- 鰍沢営業所
- バス
- 十谷入口
- 徒歩
3:18 \5,040
- 新宿
- 高速バス
- 五開入口
- 徒歩
4:28 \2,800
- 新宿
- 高速バス
- 五開入口
- バス
- 十谷入口
- 徒歩
3:21 \3,000
- JR中央線を走る特急「あずさ」「かいじ」には自由席が無く、「指定席特急券」「座席未指定券」という2種類の指定席があります。 どちらも同じ料金で、通常期・繁忙期・閑散期の区分はありません。 ただし、購入する場所・方法によって価格は異なります。 (ネット<駅<車内、「えきねっとチケットレスサービス」「えきねっとトクだ値」等参照。) 「座席未指定券」は、空いている席はどこでも座れますが、優先権はありません。 したがって、その席の「指定席特急券」を持っている人が来た場合、その人に席を譲らなければなりません。
- 上記以外のJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
- JR身延線ではSuicaやPASMOなどのICカード乗車券は使用できません。
- 十谷温泉方面に行くバスは、富士川町ホリデーバス(十谷線)があります。 運行は土日祝、鰍沢口駅と十谷入口バス停を1日3往復します。
- そのほか、富士川町が運営する 乗合バス定時定路線というものがあります。運行は平日のみ、1日2往復です。
- 道の駅富士川では、レンタル自転車のサービスを行っています。
レンタル自転車の利用時間は9:00~16:00(受付は15:00まで)、要身分証明書、3時間以内500円、予約TEL:0566-48-8700 です。
他所のレンタサイクルといえばママチャリが普通ですが、ここはCannondaleやMERIDAのロードバイク、TREKのクロスバイクなどを揃えています。
詳しくは レンタルサイクル@道の駅富士川を参照。
なお、富士川町ホリデーバスやコミュニティバスで道の駅富士川へ行く場合の降車バス停は「甲西道路入口」になります。 山梨交通路線バスで道の駅富士川へ行く場合は「フォレストモール富士川」(を通らない便は青柳町にある「青柳」)、高速バスの場合は長澤にある「青柳」というバス停が最寄です。 - 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
西さんと北さん、本日は山梨県の西部に位置する十谷温泉に来ています。風は秋なのに太陽はまだ真夏のつもり全開な昼下がり、遅めの昼食にと「つくたべかん」で十谷郷土料理「みみ」を食べつつ、せっかくだから大柳川渓谷でも行ってみようかという話になりました。「つくたべかん」の裏を下りていくと、大柳川渓谷の入口です。
大柳川渓谷 竜神橋
「この橋は竜神橋だってさ。へー、階段がつり橋になってるよ。」
「おわっ、けっこう揺れるな。」
「いや、つり橋が階段になっているのか・・・。」
「どっちでもいいから、そう揺らすなって。」
大柳川渓谷 天渕の滝
竜神橋の次は竜仙橋といったつり橋を渡り、いくつかある滝ではマイナスイオンをたっぷり浴びました。(もっとも、二人ともマイナスイオンとは何かあまり理解していないので、本当にたっぷり浴びたかは不明。)小一時間ほど大柳川渓谷を散策してから、奥のほうにある滝はまた今度ということにして、温泉民宿「山の湯」に向かいます。山の湯の母屋で料金を払い、50mほど上ると眺めの湯です。
温泉民宿 山の湯
「お、温泉マークがあるな。」
「ここを下りていくんだな。とすると・・・あの建物かね。」
眺めの湯 外観
「なんか、鹿の角とかいっぱいなくない?」
「ここのご主人の趣味かもね。」
手前が女湯、奥が男湯です。浴室・浴槽は一つだけというシンプルなつくり。脱衣所から浴室に出た西さんと北さんです。
浴室
「うわっ、いきなり崖じゃん。なんか、すげえなあ・・・。」
「柵も手すりもないな。ちょっと滑って転んだりしたら、この崖を転げ落ちるね。」
洗い場(その先は崖)
「確かにな。でも柵なんかあると眺めは半減しちゃうからなあ。ここまではっきり安全性よりも眺めの良さを優先してるあたり、なかなかいいじゃん。」
「小さい子どもとかいたら、目が離せないよ、ここは。」
「しかし、視界をさえぎるものが無いっていうのは、想像以上の解放感だなあ。」
「ふむ、確かに・・・。ほ、この湯、色が青紫っぽく見えるね。」
浴槽
「ほんと、きれいな色だな。空の色を映しているのか?」
さっそく湯船につかってみます。浴槽はあまり大きくなく、3人が入れるかどうかといったところ。
「ふーん、このお湯、柔らかい感じだねえ。」
「温度はぬるめだな。夏だから、ちょうどいいよ。」
「ああ、浴槽は男女でつながってるんだ・・・っていうか、一つの浴槽に目隠しを付けただよ。要するに、もともと男女混浴だったのを、あとから分けたかんじかね。」
浴槽からの眺め
壁や柵で視界がさえぎられないので、お湯につかりながら山々の景色が堪能できます。
「う~ん、湯船につかってこの景色は、最高だね。」
「確かに。湯船につかると外の景色が見えないってところはけっこう多いから、珍しいよ、ここは。」
「秋とか、この山が紅葉になったら、すごいだろうなあ。」
「それに、けっこうお湯はヘタッてなくて、いいかんじだな。そんなに入る客が多くないのかもな。」
「交通の便が悪いし、有名な温泉ってわけじゃないからなあ。ここはかなりの穴場じゃん?」
山の涼風がここちよく、いつまでも入っていたくなる西さんと北さんでした。
(2013年 8月)
♨ つくって・たべて・かんじてほしい、ということで「つくたべかん」。地元の食材を使った郷土料理や体験教室などがあります。地元のおばちゃん達が切り盛りしている(と思われる)施設。(→つくたべかん)
♨ 「みみ」は、和風ショートパスタ&根菜の味噌煮的な郷土料理。
♨ 大柳川渓谷は紅葉がきれいらしいです。でも紅葉の時期でなくても、のんびり散策するにはなかなか良いところ。(→富士川町サイト・大柳川渓谷)
♨ 「山の湯」は温泉民宿で、母屋にある温泉への入浴は宿泊客向けになります。宿泊でない旅行客でも利用できるのが「眺めの湯」です。
の感想 & 評価
循環ではあるけど印象的なお湯。お湯の状態が良かったところを見ると、掛け流しの割合が多いのかも。
2.0点
温泉施設
- 住所
- 山梨県南巨摩郡富士川町十谷2266
- 電話
- 0556-27-0022
- Web
- 山の湯
- 営業
- 11:00頃~14:00頃あるいは17:00頃
(宿泊客が多い時は、立ち寄り客向けの営業は早めに終了することがあるらしい) - 定休
- 冬期期間(1月~3月中旬)、悪天候時、その他不定休(要事前確認)
- 料金
- 大人 700円/小学生 500円
- 浴槽
- ほぼ男女別半露天風呂
温泉データ(温泉分析書等より)
(2009年7月21日)
- 泉質
- 含鉄(II) - カルシウム - 硫酸塩泉 (低張性弱酸性冷鉱泉)
- 湧出地
- 山梨県南巨摩郡鰍沢町十谷字奥の草里4455
- 泉温
- 12.7℃(気温 23℃)
- 湧出量
- 6.6 L/分(自然湧出)
- pH値
- 3.4
- 成分総計
- 1.40 g/kg
- 知覚
- 無色澄明、金属味、弱酸味、無臭
今日の寄り道
山ブドウの房の枝
道端に生えていた山ブドウ(たぶん)の房の、実が落ちたあとの枝。ショッキングピンクの色彩に、かわいくてグロテスクなカタチ。シュールでポップなオブジェでしょう。自然って、スゴイですよね。
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。